2月3日にペイパルの2020Q4の実績が発表されました。
バリュエーション、(寅さん的)目標株価、アナリストのコンセンサスに関しては、解説します。
主要実績と2021年ガイダンスに関しては、下記の記事をご参照ください。
バリュエーション・(寅さん的)目標株価
(https://seekingalpha.com/ より)
- 類似グローバル決済サービス:VISA(V)、マスターカード(MA)、Adyen(ADYEN)、Square(SQ)等と比較すると、ペイパル(PYPL)の株価収益率EPSの成長率は圧倒的に高い
- ペイパルのEPSの4年間の平均成長率は+29%。対してVISA、マスターカードの平均は+13%
- ペイパルは、現在の株価を基準とした場合、PER~42で取引されているが、高い成長率を考慮したPEGPEGレシオ(Price Earnings Growth Ratio)は1.46で、比較対象の企業の中で最も低い(成長に対し、評価が低い)
- EPS成長率、FCF yield (企業価値対フリーキャッシュフロー)、現金性資産比率等を総合的に考慮すると、類似企業と比較してプレミアムがある
- 2022年のバリュエーションを基準として予想EPS$6.29にPER55を適用すると目標株価は$345.95 (2/7終値+22%)
アナリストのコンセンサス
(https://www.tipranks.com/ より)
Tipranksによる、コンセンサスのまとめ
寅さん的まとめ
私が計算した目標株価$345が偶然ですが、ゴールドマン・サックスと同じでした。30ものアナリストが目標株価を出していて、そのうち、26がBuyでした。
決済サービスは、TPV(総支払ボリューム)が最も大事だと思いますが、そのTPVが20%も成長する見通しとは素晴らしい企業だと思いました。この規模でこの成長は凄いです。
様子をみて、高値から-10%程度の調整があれば、ポートフォリオに加えようと思います。
見様見真似で目標株価を出してみました。ご参考にしていただければ嬉しいです。
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