世界一のヘッジファンドBridgewaterの2021年見通し(Ray Dalio、Greg Jensen、Bob Prince)

インタビュー

こんにちは。寅さんです。

2月5日に公開された、世界一のヘッジファンド、Bridgewaterのインタビュー内容を整理しました。

3つの動画で構成されています。

Ray Dalio、Greg Jensen、Bob Princeの3名です。Nomber 1, 2, 3の方々ですね。

和訳・整理しましたので、ご参考にしていただければ嬉しいです。

インタビュー内容

短期と長期

長期的は、

①西洋から東洋へ経済覇権が移動する

②富の破壊が起きる

短期的には、

コロナ対策の差で不均衡が生じているのて、チャンスがある

経済成長を左右する要素

次の4つが経済成長を左右する

  • 生産性 – 実際に富を創出
  • 長期負債サイクル – どんな政策をするか決める
  • 短期負債サイクル – その政策の結果
  • 政治 – 政策を誰がどのように使用するか決定

西洋 – 米国、ヨーロッパ(+日本)

  • 生産性 – 持続的に下落中
  • 長期負債サイクル – MP3導入
  • 短期負債サイクル – 流動性が高すぎる(ばらまき)、インフレーション
  • 政治 – ポピュリズム

寅さん
寅さん

生産性が下がり続けていることが問題で、お金を刷ってばらまき続け、インフレになる可能性もあり、ポピュリズムの台頭で政治も安定しない。
中々の言われようですが、事実ですね。

東洋 – 中国、アジア(韓国、台湾など)

  • 生産性 – 上がり続けている
  • 長期負債サイクル – 平均(中盤)
  • 短期負債サイクル – 政策の余力がある
  • 政治 – コロナ対処で分かるように文化・制度的に優秀
寅さん
寅さん

制度が優秀というよりは、権力に従順な文化だから対処が出来た気がします。

富の破壊

流動性があり(ばらまき)、債券にお金が流れているが金利が低いのでそこに留まらない。

金利が0になる → 量的緩和 → 財政赤字 → debt restructuring

結果的に貨幣の価値下落

その結果、富の破壊が起きる可能性が高い。現金のみを持っている場合、- 50% ~ – 80%になる可能性もある。

資産配分より、通貨配分の方が遥かに大事

短期的に検討

  • コロナ対応 – お金をばらまいた国とその他
  • ワクチンが出たら? 為替の変化が起きる
  • メキシコ、ブラジル – ばらまきができなかったが、安い
  • 日本 – コロナ対処も良い方で、安い。(2020年に限れば、量的緩和もそこまではしていない)
寅さん
寅さん

米国からすれば、日本のコロナ対策は良い方に見えるんですね。

多少は日本株も持っているので、上がってくれれば嬉しいです。

結論

  • 西洋はお金をばらまいているだけだが、東洋は実際に成長している
  • 貨幣価値の下落の可能性が高く、富の破壊が起きる
  • 通貨を分散しなければならない

寅さん的所感

貨幣の価値が下がるならどうするべきかを考える必要があると思います。

伝統的には不動産・金・インフレーション連動債券などが強いとされてますが、金はビットコインにおされて、今まで考えられたようには強くない可能性があると思います。

現状、円とドルしか保有してないですが、人民元など、他の通貨建ての資産を増やそうと思います。

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